保育の目標
❖健康な身体・何事にも取り組む力・喜ぶ心を育てる
お子様の成長は月年齢が低いほど差が大きくなります。出来ることが1つずつ増えれば増えるほどまだ出来ないことにも目が行きがちです。ですが、一番大切なことは何が出来るかではなく心と身体が共に調和し合って学んでいくことであり、それにより心身ともに健全に成長します。
❖礼儀作法を身につける
自分に正直に正しく生きるという事は大人にとっても簡単なことではありません。幼児期はその人の人格形成に最も重要な時期であり基礎を築く時です。より良く生きていく為の礼儀作法を身につけ、自分に正直に正しい心で周囲と関わることを学びます。
❖自分を満足して生きる力を育む
乳幼児期から「自分を生きる」という事は非常に大切なことです。自分の為に学ぶことは子どもにとっても一番の幸せであり、意欲的に日々過ごす始まりとなります。また、満足を知ることで周りの人へも配慮を配ることのできる心を築きます。
❖日本の文化を知ることで他国への興味も膨らます
伝統芸能や美術、音楽などの芸術を特別なものにせずに生活に積極的に取り組むことで教養のある感性豊かな品位、人格へ導きます。
保育の方針
私たち教師は物事を教えるのではなく、子どもがやり方を知るためのきっかけと習得するまで好きなだけ行える機会を与え必要とするときにお子様をサポートいたします。
自分でやってみて出来るようになり、何度も繰り返して更に上手に的確に出来るようになると、また新たなことへのチャレンジ精神や今までの経験から予測する力、自己学習能力を育みます。少人数制の縦割り保育でゆったりと自分たちのお家のように楽しみながら生活を共にいたします。
マリア・モンテッソーリ
マリア・モンテッソーリ(Maria Montessori 1870-1952)はイタリア初の女医であり、精神医学者であり、また医学的な観点から幼児教育を進めた教育者であります。彼女は整った環境と良き指導者が与えられるのならば子供は自らの力で成長する存在であることを発見し、世界の教育界に大きな影響を与えました。また同時に人間の持つ「自分でやりたい。もっと上手に出来るようになりたい!」という強い欲求は幼児期にのみ現れる特別なものであり、その強い欲求は月齢ごとに現れては消えていくということに着目し、「敏感期」と名付けました。特に、五感覚と指先のトレーニングを重視し、子供が使いやすいサイズで整った美しさを持ち、自然の素材で作られた具体的な感覚教具を考案し、より良い人格形成を養い育てる教育に力を注ぎました。その後、世界各国にモンテッソーリ教育が普及し、現在の教育界・心理学界・精神医学界においてもその素晴らしい実績は再確認されています。